【パソコン講座テキスト 109日本語キーボードについて】  

今回はキーボードの説明をします。
以下は「109日本語キーボード」の説明です。

109キーボードとは109個キーが付いているキーボードのことです。
皆さんがパソコン講座で使っているのが、「109日本語キーボードです。
109が有るのですから当然122とか108とかキーの数によって数字が異なります。
108キーボードはほとんどが右のWindowsキーが無いものが多いです。

キーボードはメーカーや機種によって、キーの有無やサイズ、配置などが異なります。
※特にノートパソコンはキーボードに使える面積が狭いので「テンキー」がない場合が
ほとんどですし、キーサイズを小さくし、配置も省スペースに変えている場合が
多いので注意してください。
※最近では、ブラウザや電子メールソフトを開始するボタンなども付いているものが
あります。

◆「109日本語キーボード」の各種キーについて◆

■キーのグループ 
キーボード上にあるキーは、大きく分けて次のようなものがあります。
1.
標準タイプキー
文字、数字、記号、スペースなどを入力するためのキーをまとめて「標準タイプキー」と呼びます。
英文タイプに最低限必要なキーです。

2.
テンキー(右側にある数字が並んでいるキーです。)
数字や計算記号は「標準タイプキー」からでも打ち込めますが、
計算式や数字の入力を効率良く行なえるように、数字キーや演算記号キーを
ひとまとめにしたキーです。

3.
カーソルキー(↑,←,↓,→が並んでいるキーです。)
文字を入力/削除する時の基点となる場所を示すカーソルの位置を上下左右に
移動させるためのキーです。

4.
ファンクションキー(機能キー)(一番上のエスケープキーの右にF1からF12まで
あります。)
アルファベットの「F(ファンクションの頭文字)」に数字を組み合わせ特殊機能を
もたせたキーです。
Windowsやアプリケーションの操作の効率を良くする機能が割り振られています。
一般的には、
○F1・・・アプリケーションソフトのヘルプが出ます。
○F2・・・ファイルやフォルダーの名前が変更できます。
○F6・・・日本語入力で、「ひらがな」に成ります。
○F7・・・日本語入力で、「全角カタカナ」に成ります。
○F8・・・日本語入力で、「半角カタカナ」に成ります。
○F9・・・日本語入力で、「全角ローマ字」に成ります。
小文字入力モードの場合は、
1回押すと全部 小文字、
2回押すと全部 大文字、
3回押すと先頭の文字が大文字で、あとは小文字になります。
これはトグル式で、更に押すと繰り返します。
大文字入力モードの場合は、一階と二回が逆になります。

○F10・・・日本語入力で、「半角ローマ字」に成ります。
F9と操作は同じですが、半角です。

例えば、全角モードで「あいうえお」と入力してファンクション6から10キーを押すと
下の様になります。

F6:あいうえお・・・ぜんかくひらがなです。
F7:アイウエオ・・・全角カカカナです。
F8:アイウエオ・・・半角カタカナです。
F9、一回:aiueo・・・全部 全角 小文字ローマ字です。
F9,二回:AIUEO・・・全部 全角 大文字ローマ字です。
F9、参会:Aiueo・・・全角先頭 大文字ローマ字です。

F10、一回:aiueoo・・・全部半角小文字ローマ字です。
F10,二回:AIUEO・・・全部半角大文字ローマ字です。
F10、参会:Aiueo・・・感覚先頭 大文字ローマ字です。

5.
特殊キー
文字通り、パソコンでの特殊な処理を効果的に行うためのキーです。
単独で使われたり、他のキーとの組み合わせで使われたりします。
組み合わせやすいように、標準タイプキーを取り囲むように点在しています。
使いこなせばパソコンが格段に便利になります。


■キーの種類と機能 
機能1:文字やスペースの入力と削除のためのキー 
文字・数字キー,スペースキー,タブキー
バックスペースキー,デリートキー
機能2:確定(改行)と取り消しのためのキー 
エンターキー,エスケープキー
機能3:他のキーとの組み合わせで働くキー 
シフトキー,コントロールキー,オルトキー
機能4:状態の切り替えのためのキー 
半角/全角キー,カタカナひらがなキー,インサートキー
キャプスロックキー,ナムロックキー

機能1:文字やスペースの入力と削除のために使われるキー
■文字・数字キー
キーに刻印されているアルファベット、ひらがな、記号、句読点などが入力できます。
キーの上下 左右に別々の文字や数字が表示されていますから、そのうちどれを
入力するかを決める操作が必要です。

上:は「Shift」キーを捺しながら仕様
下は:通常入力
左側は:ローマ字入力
右側は:かな入力

例)「#(シャープ)」を入力する場合。
シフトキーを押しながら、全角/半角キーの右の(3のシャープ)を押す。

■スペースキー(無地のキーです)
・文字通り、スペース(空白)を入力します。


・スペースは文字入力で日本語変換のときに、変換の候補を切り替える機能もあります。

■タブキー(Tab)
・カーソルの位置を一定の幅に進めることができます。
・文章作成で箇条書きの文の頭をそろえたり、
色々なアプリケーションで次々と「項目の頭」をジャンプして進んでいけたりします。

■バックスペースキー(BackSpace)
・カーソル位置のひとつ前の文字を削除します。
また、フォルダから上のフォルダへ移動できます。
すなわちフォルダから出られます。

バックスペースキー
左の文字を削除できます

デリートキー
右の文字を削除できます↓

■デリートキー(Delete)
・カーソル位置のひとつ後ろ文字を削除します。
・選択して文字が反転している部分の文字を削除します。
(削除したい部分をマウスでドラッグして選択)
※Deleteは「削除する」という動詞です。


機能2:確定(改行)と取り消しのため使われるキー
■エンターキー(Enter)
・文章を書いているとき、開業して次の行(あるいは段落)に移ります。
・文字を変換作業中に確定をおこないます。
・選択されているボタン(まわりが太線で囲まれているボタン)やメニュー(文字が反転表示されている)の実行を許可します。
※Enterは「入る」という動詞です。

■エスケープキー(Esc)
・各種作業を取り消したり、中止したりするときに使います。
※Escl(escape)はご存知のエスケープ、逃げるの意味です。

機能3:他のキーとの組み合わせで働くキー
これらのキーを『押したままで』、同時に別のキーを押すと
その組み合わせで特別な操作ができます。
ショートカットキーです。
※最初のうちは『キーを押し続けること』に不安があるかもしれませんが、以下のキーは大丈夫です。
■シフトキー(↑Shift)
・各文字キーに刻印されている文字の上段の文字を入力する時にまずこのシフトキーを
押しながら、文字キーを押します。
・主にアルファベットの大文字や数字キーの上にある「!」「&」など各種記号を
入力するのに使います。
※両手で効率良く使えるように左右にあります。


■コントロールキー(Ctrl)
・特定の機能を使う時に、他のキーと組み合わせて使います。
※(CTRL)Controlal)はご存知のコントロール、制御するの意味。


■オルトキー(Alt)
・特定の機能を使う時に、他のキーと組み合わせて使います。
※Alt(Alternativeアルターナティブ)は「二者選択の」という意味です。
発音的にはオルトとアルトの間ぐらいです。
プログラムが」起動しているときは、
上のメニューバーの一番左のトップメニューにフォーカスを移動します。
すなわち、Altを押すとアクティブに成っている画面のメニューになります。

■Windowsキー :
スタートメニューを起動します。
スタートメニューにはプログラムを起動するためのショートカットが並んでいます。

■アプリケーションキー:
マウスの右ボタンと同じです。
アプリケーションキーを押すと、コンテキストメニューが起動します。
コンテキストメニューとは、ショートカットメニューとも呼ばれ、
今、開いている(アクティブになっている)画面で一番利用頻度の高いショートカットが並んでいます。

機能4:状態の切り替えのため使われるキー
■半角/全角キー
直接入力(普通の英文タイプの状態)と日本語入力機能での入力に切り替えるキーです。

■カタカナひらがなキー
・日本語を書き込むときに、カタカナとひらがなに切り替えます。
Altを押しながらカタカナひらがなキーを押すと、カナ入力と全角ひらがなローマ字
変換の切り替えが出来ます。

■インサートキー(Insert/Ins)
・通常、文章の途中にカーソルを合わせて何か文字や記号を入力すると、新しい文字が
入力される度に、後ろへとずれていくという「挿入」の状態にあります。
・一方、入力した新しい文字により、前に入力されている文字を「上書き」することが
できます。
たとえば間違った文字を書き換える場合に便利です。
・ワープロソフトや電子メールソフトなどで入力作業中に、このキーを押すと「挿入」と「上書き」を切り替えられます。
※Insertはまさに「挿入する」という意味です。

◎注意:
ワープロ機能を使っていて知らないうちに「インサートキー」を押していたため、
入力したら上書きモードになって驚くことがあります。
落ち着いて、もう一度「インサートキー」を押して挿入モードにしましょう。

■キャプスロックキー(CapsLock)
・「シフトキー」を押しながら、このキャプスロックキーを押すと、
状況表示ランプの「CapsLock」のランプが点灯します。
・こうなると「シフトキー」を押していなくてもアルファベットは大文字が入力される
状態になりますので、大文字ばかりで入力したい場合に便利です。
・元に戻す時は、再度「シフトキー」を押しながら、キャプスロックキーを押します。
※Capitalというのは「主要な」ということで「acapitalcity:首都」
とか「acapitalletter:頭文字−大文字」という形容詞に使われます。
つまり「CapsLock」というのは大文字に固定となります。

◎注意:
知らないうちに「CapsLock」状態になって、入力した文字が全て大文字になると、
大文字小文字を判別するパスワード入力でいつもの通り入力したのに
「パスワードが違います」となって途方に暮れることがあります。
まずは「CapsLock」の状況表示ランプを確認してください。
点灯していたら「シフトキー」を押しながら、キャプスロックキーを押して
「CapsLock」を解除しましょう。

■ナムロックキー(NumLock)
・テンキーを使用するときに押します。
・状況表示ランプの「NumLock」ランプが点灯します。
※NumはNumber(数字)あるいはNumeral
(数の)といった意味の略語だと思われます。

◎注意:
ノートパソコンの場合、標準タイプキーの一部のキーを「NumLock」にすることで、
表計算のときにテンキーとして効率良く数字入力できるという機能があります
反面、知らないうちに「NumLock」状態になっていたため
文字キーを押しているのに数字が入力されるというトラブルが発生します。
「NumLock」のランプを確認してください。

その他に、
Homeキー:
文章の行の先頭に飛びます。
Endキー:
文章の行の後ろに飛びます。
Ctrl+Homeキーは:
文章の一番先頭に飛びます。
Ctrl+Endキーは:
文章の最後に飛びます。


PgUp(ページアップ)キーは画面の一番上にとります。

PgDn(ページダウン)キーは:
頁の最後の行に飛びます。

ここでは基本的なキーを紹介しましたので、名前と位置を良く理解してください。