【パソコン講座テキスト パソコンの起動と終了】  

今回はパソコンの起動と終了の説明をします。

■起動  
  普通は電源を入れると、ユーザー名とそのアイコンが表示され、その下に
  パスワードを入力する、画面が出てきます。
  皆さんのパソコンはこのログオン画面が出ないように設定していますので、
  そのままパソコンが立ち上がるようになっています。
  パスワードの入力する画面が出てくるパソコンは
  上矢印キーを押し、Enterすると、
  パスワード入力画面になりますのでパスワードを入力し、
  Enterすると立ち上がってきます。

●  パソコンの起動が遅い  
  電源ボタンを押してもなかなか立ち上がってこないパソコンが有りますが、
  それには以下の原因が考えられますので、対策が必要です。
@CPUの能力が低い。
対策: これは能力のあるCPUのパソコンにするしか手が有りません。
A デスクトップにアイコンが多い。
 対策:デスクトップにフォルダを作成し、その中に使用頻度の少ないアイコンを
    移動してデスクトップには必要最小限のアイコンを残してください。
B メインメモリが少ない。
 対策:windows7や8ではメインメモリが最低2GB必要ですので、
   出来れば4GB以上にした方が良いと思います。
C ハードディスクに破損が有る。
  対策:ハードディスクにチェックディスクをかけ破損個所を修復する。
  (ただし、あまり破損が多いとチェックディスクをかけたときハードディスクが
  本当に破壊して動作しなくなる時が有りますので、必ずバックアップを取ってから
  行ってください。)

■終了  
  Windowsの終了方法には
  スリープ、
  休止状態、
  シャットダウンなどがあります
  Windowsを終了するには、次のような方法があります。

  ●スリープ  
   作成中のドキュメントなどはそのままで、いったん作業を中断したいときには
   [スリープ]を選択します。
   電源ボタンを押せば数秒で中断前の状態に復帰できますが、中断中も一定の電力を   消費します。
   スリープでは作業内容はメモリーにだけ記憶され、ハードディスクには保存
   されません。
   そのため、電源トラブルが発生すると、メモリーに保存されていた作業内容が
   失われ、中断前の状態に戻ることができない場合があります。
   また、みなさんのパソコンはカバーを閉じるとスリープになるように
   設定してあります。
   カバーを開けるとパソコんが起動し、カバーを閉じる前の状態に戻ります。
   初期値では、この時、パスワードを入れないと起動しないようになっていますが、   皆さんのパソコンはコントロールパネルのスリープ解除時、パスワードを
   要求しないように設定していますので、何もしなくてもパソコンが起動します。
   もし、この時「ログオンのフレーム」と聞こえましたら、
   上矢印キーを押してからパスワードを入力しEnterすればよいです。
   パスワードを設定していない場合はそのままEnterでパソコンが起動します。

  ●休止状態  
   スリープ同様に、作成中のドキュメントなどはそのままで、いったん作業を
   中断したいときに選択します。
   スリープでは作業内容がメモリーに保存されるのに対し、休止状態は作業内容を
   ハードディスクに保存します。
   復帰するときにハードディスクへのアクセスが伴うので、スリープに比べて
   復帰までに少し時間がかかりますが、スリープより消費電力が少ないので、ノート   パソコンでの中断に適しています。
   また、停電などの電源トラブルが発生しても、作業内容がハードディスクに
   保存されているため、中断前の状態に戻ることができます。

   休止状態は、ハイブリッドスリープを無効にしているときだけ選択できます。
   デスクトップパソコンやwindows8の初期設定ではハイブリッドスリープが
   有効になっており、メニューに[休止状態]は表示されません。

  ●シャットダウン  
  作業を完全に終了するときには、[シャットダウン]を選択します。
  起動しているアプリケーションとともにWindowsも終了し、パソコンの電源が完全に  オフになります。

■操作方法  
  windowsキーを押しスタートメニューを開きます。
  windows7の場合は、
   プログラムとファイルの検索 と聞こえますので、右矢印でシャットダウンに行き、  Enterするとシャットダウンになります。
  このシャットダウンをさらに右矢印キーで開くと、
  休止状態と聞こえます。
  上矢印キーを押してゆくと、
  スリープ、再起動となります。
  またwindows8では、
  マイスタートメニューを開き、上矢印キーでシャットダウンに行きEnterで
  開きますと次の中から選んでください W シャットダウンと聞こえますので、
  ここでEnterするとシャットダウンします。
    ここで上矢印キーを押すとスリープで、
  下矢印キーを押すと再起動になります。

  パソコンをシャットダウンするにはまず、起動しているすべてのアプリケーションを  終了した状態で行います。
  作成中のメールやドキュメントが有ると終了できない場合が有りますので、必ず
  起動中のアプリケーションは終了させてからシャットダウンを行ってください。

  ただし、終了出来ないアプリケーションはそのままで大丈夫です。
  ちなみに、Skypeや常駐ソフトはそのままでOKです。

    この起動中のアプリケーションを確認するには、
  Ctrl プラス Alt プラす 数字の2キーです。
  このCtrl プラス Altを押しながら数字の2キーを押すには両手が
  必要ですが、これを代替えキーを使えば片手で操作が行えます。
  代替えキーを使うには、Ctrlをトントンと2回たたくと、「コントロール 
  オルト」と聞こえますので、その次に数字の2を押します。
  これで「起動中のアプリケーションなし」と聞こえればOKです。
  ここでシャットダウンを実行します。

  代替えキーですが初期値ではCtrlを2回に設定してありますが、
  これを変更するにはCtrl プラス Alt プラス F12で
  Pc−Talkerの設定を開き
  ユーザー補助の中でTabで代替キーを押す回数に移動し上下矢印キーで
  1回から3回まで変更が可能です。

■パソコンがフリーズ状態になった時の対応方法  
  パソコンの音声が止まってしまい、何もできない状態になった場合以下の事を
  試して見てください。
 @ Pc-Talkerが終了していないか確認をする。
    Ctrl プラス Shiftを押しながらF3キーでPC-Talkerを起動してみる。
 A 音声停止になっているか確認する。
    Ctrl プラス Altを押しながらF2キーで音声開始が出来るか試してみる。
以上でダメな場合は、
 B パソコンが起動しているかCDのエジェクタボタンを押し、CDトレーが
  出てこないか確認をする。
 C 電源コードが外れていないか確認をし、外れていなければAC/DCコンバーター(  デンゲンケーブルの途中にあるボックスを触って暖かいか確認をする。
    もし冷たければ元からの電気がつながっていない可能性が有るので壁からの
  電気の配線の確認をする。
   コンバーターが暖かい場合は以下の事を行ってパソコンを復活させます。
 D Ctrl プラス Alt プラス デリートキー で’ログオンのフレーム’と
  聞こえますので
    ここで、tabキーを押してゆくとシャットダウンのオプション が
  有りますのでEnterし、
    その中の再起動でEnterしてください。
    これでパソコンが再起動し、通常に使えるようになると思います。
 E上記の方法でも音が出ない場合は、
    電源ボタンを長押しして強制終了してから電源ボタンを押してパソコンを
  起動させます。
    この場合はリカバリーが走る可能性が有りますので、パソコンが立ち上がるまで  少し時間がかかる場合が有りますので、気を付けて下さい。

■備考  
   WINDOWS7の場合何か操作を行っているとき突然’エクスプローラ’と聞こえて
  パソコンがフリーズしてしまう事が有ります。
  この場合、何のキーを押してもパソコンは動作しませんので、以下の方法を
  試してみます。
  上でも同じ操作をしましたがCtrl プラス Alt プラス デリートキー で
  ’ログオンのフレーム’を起動し、下矢印でタスク マネージャーの起動 で
  Enterし、Shift プラス Tabでタブコントロールで右矢印でプロセスに合わせ
  Tabを押します。
  下矢印でエクスプローラと聞こえたら、アプリケーションキーを押し、
  コンテキストメニューを開き、下矢印でタスクの終了でEnterしますと、
  メッセージが出ますのでTabを押しはいでEnterするとエクスプローラが
  終了しパソコンから音が出るようになる時が有ります。
  これでもダメな場合は上に書いた通り同じ処理の中のシャットダウンのオプションで  再起動してください。
  また、フリーズのし易いNetreaderやMybookなどがフリーズして応答が
  無くなってしまった場合も同様の操作でそれぞれのタスクを終了させることで
  パソコンを通常の状態に戻すことができます。

  以上でパソコンの終了方法の説明を終わります。