【パソコン講座テキスト タッチタイピングの基本】  

なんと言ってもパソコンをスムーズに使えるようになるためには、
タッチタイピングを覚える事が大切です。

まず、各指の受け持ち範囲を覚えます。 

スペースキーは親指、 左右の外側のキーは小指が担当します。

タッチタイピングの練習はホームポジションを理解する事と、それぞれの指の分担を覚える事です。
 ホームポジションとは 
タッチタイピングでは両手の指10本のうち、親指を除いた8本の指を主に使用します。
親指はスペースキー(および日本語キーボードでは変換 / 無変換キーなど周辺のキー)を押すときに使用します。
まず最初に、英字入力・ローマ字入力の場合には自分の左手人差指をキーボードの「F」のキーに、右手人差指を「J」のキーに置きます。
そして左手の中指、薬指、小指を 「D」 「S」 「A」の位置、
右手の中指、薬指、小指を 「K  「L」 「;」の位置へとそれぞれ置きます。
この指のポジションをホームポジションと呼びます。
ほとんどのキーボードでは、左右の人差し指(あるいは中指)にあたる2つのキーに、
ホームポジションを指先に知らせる小さな突起や窪みなどが付いています。
この突起を頼りにすればキーボードを見ずにホームポジションの確認や復帰ができます。
英字でもカナでも、右手小指の受け持つキーが他の指に比べて多いですが、
キーボードの 右端へキーが追加されてきた歴史によるものです。
最上段の数字・記号キーについては様々な割り当てが提唱されていますが、
キーを左手・右手で分割したナチュラルキーボードでは、6のキーを左側とする例が
多く見られます
(これは一般的なキーボードのキーが段ごとにずれて配置されていて、
ひだり人差し指よりも右 人差し指の方が「6」のキーに近いためです)。
キーを打つ姿勢は、キーボードを机のやや奥のほうへ置き、ホームポジションに自然に指を置ける位置関係で手首の付け根を机に置いて固定する方法が主流です。
こうして手首を固定することにより、指の力を抜くだけで自然に指がホームポジションへ戻ります。
タッチタイピングではホームポジションを常に把握することが重要で、
ホームポジションを見失うと文字入力が遅くなります。
視線は常にディスプレイに向け、キーを打ち終えたら指はホームポジションに戻すことを原則とし、新たにタイピングを開始します。
タッチタイピングの習得にかかる期間は個人差や練習方法の違いによる差が大きいですが、
その日のうちに覚えられる人もいれば、一か月以上かかる人もいます。
これらの習得には練習以外は無いと思いますので、
何度でも正しい姿勢と運氏で繰り返し練習してください。

パソコンの上達にはこのタッチタイピングが不可欠です。
タッチタイピングが正確に出来、文字を早く打てる様になれば、パソコンがまた一段と楽しくなりますよ。

また、中々ホームポジションが見つからないと言う人がいますが、
そんな時は、まず両手の人差し指をスペースキーと隣のキーの隙間に置き、
そのまま、上に2段上げるとFとJのキーの突起を触ることが出来ます。
試してみてください。