【パソコン講座テキスト プログラムのプルダウンメニュー】


今回はプログラムを立ち上げたときのメニューバーからのプルダウンメニューの説明をします。
これも本当の基本操作ですので、わかっている人が多いと思いますが再確認のために書いておきます。

ほとんどのプログラム(マイメールなどのソフト)には、前回のWindowsの 
プログラム起動中の画面】で説明したように、
ソフト独自のプルダウンメニューが装備されています。
プルダウンメニューとは、
ウインドウの上にある横に並んだメニュー(メニューバー)から、下に垂れ下がるようにサブメニューが表示されるものを言います。
キーボードからプルダウンメニューを操作するには、Altキーを押します。

プルダウンのトップメニューは、横に並んで表示されています。
横に並んだトップメニューの項目を選択するには左右矢印キーを押します。
選択したメニューは反転して表示され、項目名・アクセスキーの順番に読みあげられます。
続けて最後に「トップメニュー」の音声ガイドがあります。

目的のメニューを選択してEnterまたは、下矢印キーを押すと
サブメニューが下に垂れ下がるように表示されます。
このサブメニューは、縦に並んで表示されています。
上下矢印キーで項目を選択して、Enterキーで決定します。

サブメニューは、項目名・アクセスキー・ショートカットキー・メニューの種類・項目の説明の順番に読みあげます。
使用できないメニューは、低い音声(または高い音声)で音程が変わって読みあげられます。
アクセスキーとは、
指定のキーをおすだけでメニューをすばやく選択・実行できるようにした機能です。
ショートカットキーとは、
メニューと同じコマンドをキーボードから直接操作できるようにした機能です。
項目の説明とは、メニューの機能などを詳しく解説したものです。

メニューの種類とは、
Enterを押したときの動作の違いで、次の4種類に分けられます。

@コマンドを直接実行するもの(サブウインドは表示しない)
 項目名・アクセスキー・ショートカットキーは読みあげますが、メニューの種類は読み上げません。
 たとえば「終了・エックス」の音声ガイドを確認してEnterを押すとプログラムが終了します。

A新たにメニューが表示されるもの(サブメニュー)
 たとえば「複数文書・エム・メニュー」と読みあげの最後に「メニュー」の音声ガイドがあります。
Enter(または右矢印キー)を押すと、新たなメニューが項目の右側に表示されます。
このサブメニューの操作も上下矢印キーで選択してEnterで決定します。
このようにメニューの中にメニューがあると、子供のメニュー、孫のメニューと隠れた奥のメニューに入っていくことに注意してください。
ひとつ前のメニュー、たとえば孫のメニューから子供のメニューに戻りたい場合は[
Escape]または左矢印キーを押します。
トップメニューまで戻ると、操作方法も左右矢印で選択に戻ります。

Bダイアログという、小さなサブウインドウが表示されるもの
 たとえば、「開く・シー・ウインドウ」と読みあげの最後に
「ウインドウ」と音声ガイドがあります。
Enterを押すと、画面上には、ソフト特有のサプウインドウが表示されます。
指示に従って操作します。
詳しくは後で説明します「ダイアログボックス」をご覧ください。

Cチェック/チェックなしの設定があるもの
 メニューで直接設定または確認ができる機能です。
音声ガイドの最後にチェックのガイド音声があります。
たとえば、「ステータスバー・チェック」と読みあげの最後に「チェック」の音声ガイドをする場合は、項目の横にチェックマークが表示されていて、その機能が動作するようになっていることを示しています。
「ステータスバー・チェック」の場合を例にすると「
ステータスバーという機能を使用する」という意味になります。
逆に「ステータスバー」とだけガイドされる場合は、ステータスバーの機能は使用していないという意味になります。
チェックされていない場合は、音声ガイドされない点に注意してください。
チェックできる項目はEnterキーで決定するとチェック/チェックなしが切り替わります。
たとえば「ステータスバー・チェック」の音声を確認してEnterを押すと、チェックを取り消して「ステータスバーという機能を使用しない」ように設定します。
Enterを押すと音声で確認したチェック音声の逆に設定されることに注意してください。
プルダウンメニューの選択を中止して、もとに戻る場合は、Escapeキーを何回か押してください。

復習:プルダウンメニューは、最初のトップメニューのみ左右矢印キーで選択します。
Altキーを押したら左右矢印キー、そこから先は上下矢印キーと覚えてください。