【パソコン講座テキスト ダイアログボックスについて】 

ところで、今まで、パソコン講座テキストでWindows画面とメニューについて説明してきましたが、
今回のテキストでその説明は終わりになります。

ダイアログボックス:dialog box

ダイアログボックスとは、各種設定を行なうためのウィンドウのことです。
「dialog」は「話し合い」という意味があり、このウィンドウで対話的に画面上で設定を行なわせることからこの名前がついています。

ソフト使用中、たとえば機能の設定や確認のために、小さなウインドウが開きます。
この小さなウインドウが「ダイアログボックス」で、プログラムのウインドウの上に重なる形で表示されます。

ダイアログボックスにはタイトルバーの他、さまざまな機能(コントロール)が整列表示されています。
※プログラムを開くと、ダイアログボックスだけを表示するソフトもあります。

表示されている機能(コントロール)の間を移動するには、
Tabで次の機能 (コントロール)へ、
ShiftプラスTabで前のコントロールへ移動します。

PC-Talkerで音声ガイド可能なコントロールを簡単に説明します。

[コンボボックス]・・・あらかじめ決められた項目を選択できるようにしたコントロールです。
左右矢印キーまたは上下矢印キーで項目を選択できます。
文字入力も可能なエディット複合型のコンボボックスもあります。

[スタティック]・・・ダイアログボックスに文字を表示しています。
操作はできません。
(通常はコントロールの説明を表示しています)

[エディット]・・・文字や文書の入力が可能な部分です。
日本語変換機能も同時に使うことができます。

[リッチエディット]・・・書式付きの文字が入力可能な部分です。
日本語変換機能も同時に使うことができます。

[プッシュボタン]・・・ボタンに表示されている機能を実行します。
Enterでボタンを押します。

[チェックボックス]・・・Spaceで項目を選択(チェック)するかしないかを選択します。
チェック=選択されています。
チェックなし=選択されていません。
ハーフチェック=部分的に選択されている状態です。

[ラジオボタン]・・・矢印キーで項目を選択します。

[リストボックス]・・・矢印キーで項目を選択します。

[タブコントロール]・・・左右矢印キーで、タブ(大きなグループまたはページ)を切り換えます。
※CtrlプラスTabで切り替えることもできます。

[ホットキー]・・・ショートカットキーなどの設定をします。
任意のキーを押すと自動的に押したキーが反映されます。

[リストビュー]・・・矢印キーでリストを選択します。
リストビューの表示を変更する機能を使うと、上下矢印キーだけの操作で選択できます。

[ツリービュー]・・・上下矢印キーで選択、左右矢印キーで下位項目の表示、非表示を切り換えます。
操作は少し複雑です。
ツリービューは、木の幹のように枝分かれしています。
項目の下が枝分かれできる状態で、まだ下位の階層が表示されていない場合は「プラス」、階層のツリーが表示されている場合は「マイナス」の音声がガイドされます。

[スクロールバー]・・・矢印キーで項目を選択します。

[スピンボタン]・・・上下矢印キーで選択します。
直接数値を入力することもできます。

[プログレスバー]・・・作業の進捗状態を表示する部分です。
操作はできません。

[トラックバー]・・・矢印キーで項目を選択します。

[アニメート]・・・アニメを表示している部分です。
操作はできません。

備考1:コントロールとフォーカス、
ダイアログボックスには、いくつかのコントロールが表示されています。
各コントロールは、Tabキーを押して順番に利用できます。
Tabキーで利用できるコントロールを移動することを、フォーカスを移動するといいます。
フォーカスがセットされたコントロールは点線で囲まれて表示され、フォーカスがそのコントロールにあることがわかるようになっています。
キーボードでは、フォーカスがセットされているコントロールを対象に操作します。
コントロールを操作するには、フォーカスがいまどこにセットされているか知ることが重要となります。


備考2:マイメールの印刷ダイアログボックス、
ここで試しにCtrl プラス pキーを押して印刷のダイアログボックスを開き、
ダイアログボックスの内容の確認をして見ましょう。

印刷のダイアログボックスが開くと、以下のコントロールが表示されますので、
Tabuキーと左右上下矢印キーを使って内容を確認してください。

印刷部数のスピンボタンのエディット 文字入力、または選択 1、
このコントロールはエディットボックスで数字を入力すると印刷部数が変更できます。

実行の プッシュボタン 確認、
ここでEnterすると印刷が開始されます。

キャンセルの プッシュボタン 確認、
ここでEnterすると印刷がキャンセルされます。

印刷するプリンタの コンボボックス 選択
これは自分の使用しているプリンタが表示されます。
私のは EPSON EP-804Aです。
ここで自分のプリンタの機種が分かります。
複数台、プリンタが有る場合は左右矢印キーで選択できます。

用紙サイズの コンボボックス 選択 
左右矢印キーで選択できます。
A4 210 x 297 mm、
B5 182 x 257 mm、
など数種類が選択できます。

給紙方法の コンボボックス 選択 
オートシートフィーダ、
これは紙を自動的に送るフィーダを選択しています。
ほとんどのプリンタはこれで良いと思います。

印刷の向きの ラジオボタン 選択 
左右矢印キーで選択できます。
縦方向、
横方向、
など数種類が選択できます。

プリンタのプロパティ実行の プッシュボタン 確認、

ここでEnterすると以下の用紙が選択できますので試して見てください。
用紙種類の コンボボックス 選択
上下矢印キーで選択します。
ウエハシ 普通紙
スーパーファイン専用紙、
など数種類が選択できます。

ここでエスケープを2回押すとメールに戻ります。

どうでしたか?
分かりましたでしょうか? 

このダイアログボックスはとても重要なところですので繰り返して練習してみてください。

このテキストでWindowsの画面とメニューに関しての説明を終わります。